水土里ネット一ノ目潟、クリーン・アップ活動

2013年9月9日

Filed under: お知らせ — 水土里ネット秋田 @ 11:15 AM

◆青空の下で…清掃活動を行いました!!

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9月4日、水土里ネット一ノ目潟(男鹿市北浦一ノ目潟土地改良区)が主催する「一ノ目潟」のクリーン・アップ活動に参加させていただきました。21創造運動の一環として平成14年度から毎年続いているこの活動は、今年で11回目。県や男鹿市、地元関係者など併せて40人近くが集まりました。

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まずは一ノ目潟に集合し、戸嶋理事長の挨拶で清掃活動開始!しかし、毎月月末に清掃活動を行っていることもあり、ゴミはそれほど見受けられませんでした。皆様の手によって、丁寧に管理されていることを目の当たりにしました。

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次に西水口公民館へと移動し、同改良区が管理している隧道(水路トンネル)の改修工事について秋田地域振興局の担当者の方から報告と、舛谷課長から一ノ目潟の「年縞」についてのお話がありました。

隧道内の岩盤の風化から、地元住民の強い要望により実現したこの工事。上流の1号トンネルと下流の2号トンネルとがあり、この7月に掘削作業が完了したばかりです。これからコンクリートで壁を固め、完成は来年になるそう。

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説明終了後、ずい道の見学が行われました。

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狭い間口から入ると中は思った以上に広く、ほぼ直線の道が続いていました。先人たちがのみを使ってこの長いトンネルを掘り進めていったのかと思うと、その苦労がひしひしと伝わってきました。

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この地域の農業用水の恵みである一ノ目潟や、歴史的な土地改良施設の隧道。これからも大切に守り、使い続けていってほしいと思います。

 

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎一ノ目潟について◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

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6~8万年前の火山活動に伴いできた湖。近くの二ノ目潟、三ノ目潟とともに「目潟火山群」を構成している。いずれの目潟もマグマの水蒸気爆発によって造られたマール湖で、東北地方でほかに例がない。2006年の調査で「年縞」の存在が確認され、翌年には国の天然記念物に指定された。「年縞」とは、湖底の堆積物が1年ごとに積み重なり縞模様を築くことで、今年の調査で一ノ目潟は国内最大の約60mに達していることが分かった。これは、過去5~6万年間分に相当する堆積と考えられ、地震や噴火、気候変動に伴う植生変化などを正確に把握する手がかりとなることが期待される。


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