◆◇春風が吹く中、デモ行進が行われました◇◆
4月16日、秋田県民会館大ホールに秋田県農業協同組合中央会をはじめとする県内農業関係22団体の約1500人が集結し、食料・農業・環境を守る秋田県民会議主催による「ＴＰＰから食料・農業・環境を守る秋田県民総決起集会」が開催されました。
集会の開催機関である県民会議世話人のＪＡ秋田中央会木村会長は「アメリカは農産物の関税撤廃を要求し続けている。交流の先行きは見えないが、オバマ大統領の来日が一つのヤマ場である」と挨拶を行い、
小林全国農業組合中央会農政部長が「ＴＰＰ交渉において『米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源などの農林水産物の重要品目を除外または再協議の対象とする』とした国会や自民党の決議が実現するよう、全力をあげた取り組みを展開する」と情勢報告を行いました。
次に、佐藤森林組合連合会会長が「国益が確保出来ないと判断した場合は、速やかにＴＰＰ交渉から脱退すること」など3項目のＴＰＰ交渉における緊急要請を行いました。
奈良県農林水産部長や御法川衆議院議員などのご臨席を賜った皆様からは、「最後まで闘っていきましょう」という力強いお言葉を頂きました。
その後、小山一杯の味噌汁プロジェクト代表と中村県農業近代化ゼミナール連絡協議会会長、嶋田ＪＡあきた北女性部副支部長、長濱県立大学教授によるリレーメッセージが行われ、内容はいずれもＴＰＰによる秋田県農業存続の危惧や不安等を謳ったものでした。
農業会議の二田会長による「集会決議」の朗読が行われ、満場の拍手での採択となりました。
最後は石垣県農業協同組合青年部協議会委員長によるガンバロー三唱で幕を閉じ、
集会終了後は、秋田駅前1.8㎞のコースで参加者によるデモ行進が行われました。
時折寒い風が吹きましたが、行進中は「国会会議を順守しろ」等といったシュプレヒコールが上がり、心持ちが熱い中での閉幕となりました。
