「水土里キッズのわくわく探訪inOGA」開催!!

2014年7月9日

Filed under: お知らせ — 水土里ネット秋田 @ 10:00 AM

◆◇今年は海辺で「食」から学習!!◇◆

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7月5日、「水土里キッズのわくわく探訪」が男鹿市で開催され、秋田・男鹿の両市合わせて51名の児童・保護者の参加がありました。晴天の下、まずは滝の頭湧水群から探訪がスタート。

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寒風山に浸透した雨や雪が約20年もかけて湧き出していること、湧き出る水の量は2万5000リットルで1日にプール約80杯分もの量になること、その湧水の3分の2程度が農業用に使われていることなど、私たちの生活に欠かすことのできない「水」について勉強しました。また、円形分水工付近の水路にはニジマスもおり、それだけ滝の頭には綺麗な水が湧水しているのだという証拠も見ることができました。

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男鹿市の小学5年生の女の子は「滝の頭には4年生の時に校外学習で来て、しっかり学習したつもりだったが、このきれいな水を使ってお父さんの田んぼのお米を作っているとは知らなくて驚きました。だから私の家で作っているお米はおいしいんだなぁと思いました。滝の頭のきれいな水を飲めている私は幸せだと思います」と、感動した様子で話していました。

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次に訪れた加茂青砂では漁師である区長さんがお出迎え。猛毒のカサゴや、シタビラメ、売り値でキロ7000円もする大エビなど、海から籠を上げて見せてくれました。

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お昼ご飯は「ふるさと学習施設」という廃校になった学校で、イカやサザエをBBQしました。区長に海から上がったものを見せてもらってから食べることで、我々がいつもなにげなく食べている食べ物にも、それぞれに命があり、ありがたがって食べることを知る良い機会になったのではないかと思いました。

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午後からは地元の歴史家である伊藤さんと一緒にカンカネ洞を散策しに行きました。カンカネ洞は海岸の岩壁に大きな穴が開いた洞窟で、加茂青砂の一大観光スポットです。その昔「加茂青砂のカンカネ洞と滝の頭は通じており、無尽蔵にある海水が渦巻きながら海底へと吸い込まれ、真山、本山、寒風山の下を通る間に真水になって湧き出ている」と言われていました。海岸沿いに広がる不思議な光景に児童たちは興奮した様子でした。岩場へと出て、貝殻やシーグラス拾いを堪能し、バスへ乗り込みます。

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八望台へ向かうバスの中では、県秋田地域振興局農林部の舛谷課長を特別講師に迎え「一の目潟の3つの不思議」を学びました。一の目潟は湖なのに実は火山だったこと、一の目潟はトンネルを使って水をためていること、一の目潟には「年縞」という貴重な層があることを小学生にもわかりやすく説明していただきました。

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最後はなまはげ館・男鹿真山伝承記念館で「なまはげ体験」をしました。児童たちは驚きながらも、なまはげが「農業に関する神様」だということを知り、「神様が宿る」と言われるなまはげが帰った後に飛び散った藁を、我先にと拾い合っていました。

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今回のわくわく探訪では、実際に我々の生活に関係している「水」や「食」を通して農業やそれに関わる施設の大切さを享受できる内容になったのではと思っています。


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