本会第59回通常総会 開催

2017年3月17日

Filed under: お知らせ — 水土里ネット秋田 @ 10:42 PM

◇◆佐竹秋田県知事にもお越しいただきました◆◇

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3月17日(金)、本会第59回通常総会が秋田市文化会館で開催され、会員109名(内、委任状46名)が出席したほか、来賓として佐竹敬久秋田県知事、松尾元東北農政局長、近藤健一郎秋田県議会副議長などのご臨席を賜りました。

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本会髙貝会長が、「国は、農業競争力強化や国土強靱化の観点から、土地改良事業を推進しており、平成22年に7割カットされた予算も回復の兆しを見せている。今後は当初予算で十分な事業費を確保出来るよう活動していきたい」と挨拶を行いました。

引き続き功労者表彰が行われ、4団体と個人15名が栄えある表彰を受けました。

その後、来賓の皆様よりご祝辞を頂き、佐竹知事からは、「県は、複合的生産構造への転換を目指して園芸メガ団地の整備を始めとする各種の施策を実施しており、平成27年度の農業産出額の伸びが全国第1位となるなど、成果が確実に現れているが、その基盤を支えているのが土地改良事業であり、園芸振興にあたっても大きな役割を果たしている」とのお言葉を頂きました。

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議事では、齊藤善悦理事長(河辺郡芝野堰土地改良区)を議長に選任し、平成27年度事業報告・一般会計収支決算及び財産目録、平成28年度一般会計収支補正予算(理事会専決処分)、平成29年度事業計画・一般会計収支予算等が審議され、これらの議案はすべて原案通り議決されました。平成29年度事業計画として、(1)農業の体質強化に向けた強い生産基盤づくり、(2)土地改良区支援の充実、(3)水土里情報システム利活用の推進、(4)小水力発電への取り組み、(5)安全・安心な農村環境づくりへの支援、(6)活力に満ちた地域活動への支援、(7)技術士事務所の活用強化、が重点項目として位置づけられました。

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また、役員の任期満了に伴い、詮衡委員会が開かれ、詮衡委員会の推薦する候補者が役員として選任されました。

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最後に、「決議文」が藤原専務理事により朗読され、満場の拍手で採択されました。

総会直後には理事・監事による互選会が行われ、会長・副会長や総括監事等を決定されました。

 

なお、表彰者と選任された役員は次の通りです(以下、敬称略)。

■平成28年度秋田県土地改良功労者表彰■

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〈団体表彰〉

【金章】秋田県能代地区土地改良区、秋田県仙南土地改良区

【銀章】三種町浜口土地改良区

【銅章】峰浜村大沢土地改良区

〈個人表彰〉

佐藤恭一、若松健悦、須合武久、木元政弘、梅津嘉人、大場京子、佐藤秀一、田中美智子、田中盛耕、 阿部慶彦、草薙栄良、照井晴夫、小野充、能登公平、奥山賢次

 

■新たに選任された役員の皆さん■

※【】内は互選会で決まった役職です。

〈理 事〉

鹿角支部 かづの土地改良区理事長 田口 信一 【副会長・新任】

大館・北秋田支部 比内町土地改良区理事長 畠山 清俊

山本支部 能代南土地改良区理事長 小川 善信 (新任)

秋田支部 男鹿東部土地改良区理事長 鈴木 清

由利支部 由利本荘市土地改良区理事長 正木 正一 【副会長】

仙北支部 秋田県田沢疏水土地改良区理事長 髙貝 久遠 【会長】

平鹿支部 秋田県雄物川筋土地改良区理事長 柴田 康二郎

雄勝支部 雄勝郡山田五ヶ村堰土地改良区理事長 大坂 芳市

鹿角、大館・北秋田、山本 区域 鹿角市市長  児玉 一 (新任)

秋田、由利 区域 にかほ市市長 横山 忠長 (新任)

仙北、平鹿、雄勝 区域 美郷町町長 松田 知己

員  外 学識経験者 藤原 元吉 【専務理事】

員  外 学識経験者 水戸 憲光 【常務理事】

〈監 事〉

鹿角、大館・北秋田、山本 区域 二ツ井町土地改良区理事長 石山 金由 (新任)

秋田、由利 区域 昭和土地改良区理事長 南都 武男

仙北、平鹿、雄勝 区域 秋田県南旭川水系土地改良区理事長 藤井 弘道 【総括監事】

 


平成28年度ほ場整備未来フォーラム

2017年3月11日

Filed under: お知らせ — 水土里ネット秋田 @ 4:56 PM

◇◆県営ほ場整備事業の開始から半世紀が経過した今、今後のほ場整備の一層の推進に向けて◆◇

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3月10日(金)、県庁第2庁舎において、秋田県農林水産部の主催により、平成28年度ほ場整備未来フォーラムが開催されました。 このフォーラムは、ほ場整備の歴史や事業効果を様々な観点から振り返り、今後のほ場整備事業の一層の推進につなげていくことを目的として開催されたもので、県内の土地改良事業関係者が多数出席し、本会からも髙貝会長はじめ多くの役職員が参加しました。

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フォーラムでは、まず、秋田県農林水産部の佐藤部長が、近年の秋田県における、枝豆、花卉などを含む農産物の出荷量・販売額の増大にふれられ、こうした成果は地下かんがいシステムや暗きょ排水による農地の汎用化がベースとなっていることや、これからのほ場整備事業は担い手作りのツールとしてのみならず、女性や高齢者の活躍の場を広げるツールとしても用いられるようにしたい、と挨拶を述べられました。

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その後、秋田県農林水産部農地整備課の佐藤課長が「秋田のほ場整備 半世紀の歩み」について、また公益財団法人斎藤宇一郎記念会の佐藤会長が「斎藤宇一郎とほ場整備 ~ 斎藤宇一郎翁生誕150年に想う~」、更に農事組合法人能代グリーンファーム常盤の幸坂代表理事(二ツ井白神土地改良区理事長)が「ほ場整備と園芸メガ団地」と題して、発表を行いました。

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最後に、株式会社秋田魁新報社の阿部論説委員をコーディネーターとして意見交換会が行われました。パネリストとして、直前に発表された幸坂代表理事のほか、農事組合法人鏡田ファーミング女性部の木村様、大森町グリーン・ツーリズム推進協議会の平元会長、松田美郷町長、またオブザーバーとして秋田県農林水産部の瀧川次長が参加されました。パネリスト各氏により、農村の現状や、ほ場整備による農業経営への効果、事業をきっかけとした地域社会の活性化など、活発な意見交換が行われ、また会場からも環境配慮型ほ場整備の効果などについて松田町長に質問が寄せられました。瀧川農林水産部次長が、ほ場整備の目的が国の歳入の拡大から農家の収益の向上に変わってきた歴史的経緯についてお話された後、阿部論説委員が、これからのほ場整備事業は農村の「地域作り」を果たしていくことが期待される、とまとめられ、盛会のうちにファーラムが終了ました。

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上記写真は、開催直前の模様です。


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