平成28年度ほ場整備未来フォーラム

2017年3月11日

Filed under: お知らせ — 水土里ネット秋田 @ 4:56 PM

◇◆県営ほ場整備事業の開始から半世紀が経過した今、今後のほ場整備の一層の推進に向けて◆◇

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3月10日(金)、県庁第2庁舎において、秋田県農林水産部の主催により、平成28年度ほ場整備未来フォーラムが開催されました。 このフォーラムは、ほ場整備の歴史や事業効果を様々な観点から振り返り、今後のほ場整備事業の一層の推進につなげていくことを目的として開催されたもので、県内の土地改良事業関係者が多数出席し、本会からも髙貝会長はじめ多くの役職員が参加しました。

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フォーラムでは、まず、秋田県農林水産部の佐藤部長が、近年の秋田県における、枝豆、花卉などを含む農産物の出荷量・販売額の増大にふれられ、こうした成果は地下かんがいシステムや暗きょ排水による農地の汎用化がベースとなっていることや、これからのほ場整備事業は担い手作りのツールとしてのみならず、女性や高齢者の活躍の場を広げるツールとしても用いられるようにしたい、と挨拶を述べられました。

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その後、秋田県農林水産部農地整備課の佐藤課長が「秋田のほ場整備 半世紀の歩み」について、また公益財団法人斎藤宇一郎記念会の佐藤会長が「斎藤宇一郎とほ場整備 ~ 斎藤宇一郎翁生誕150年に想う~」、更に農事組合法人能代グリーンファーム常盤の幸坂代表理事(二ツ井白神土地改良区理事長)が「ほ場整備と園芸メガ団地」と題して、発表を行いました。

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最後に、株式会社秋田魁新報社の阿部論説委員をコーディネーターとして意見交換会が行われました。パネリストとして、直前に発表された幸坂代表理事のほか、農事組合法人鏡田ファーミング女性部の木村様、大森町グリーン・ツーリズム推進協議会の平元会長、松田美郷町長、またオブザーバーとして秋田県農林水産部の瀧川次長が参加されました。パネリスト各氏により、農村の現状や、ほ場整備による農業経営への効果、事業をきっかけとした地域社会の活性化など、活発な意見交換が行われ、また会場からも環境配慮型ほ場整備の効果などについて松田町長に質問が寄せられました。瀧川農林水産部次長が、ほ場整備の目的が国の歳入の拡大から農家の収益の向上に変わってきた歴史的経緯についてお話された後、阿部論説委員が、これからのほ場整備事業は農村の「地域作り」を果たしていくことが期待される、とまとめられ、盛会のうちにファーラムが終了ました。

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上記写真は、開催直前の模様です。


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