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疏水とは
日本では、古代から近代にいたるまで水田を中心とした国造りが行われてきました。急峻な地形、モンスーン気候といった厳しい条件下で、国土を保全し、狭い耕地ながら多くの人口を維持するためには、水田社会の形成はいわば必然の選択だったとも言 えます。

水田は多量の水を要します。米の出来不出来は水の管理次第。先人は、水を得るため何10キロと離れた川に堰を築き、村まで水路を引いてきました。水田造りは、とりもなおさず水路造りを意味します。田や村が増えつづけるたびに水路もまた増え続けました。

二千年にわたって営々と築かれてきた農業用水路。その総延長は実に約40万km。地球10周分に相当するほとんど無数の水路群が、細かい網の目のように日本の国土に張り巡らされています。

『疏水』とは、この水路造りや水路網をあらわしています。先人が築いた疏水は、現在も脈々と私たちのまわりを流れています。

 
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