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美しく豊かな農村づくり写真コンクール入賞作品

「語らいの時」  五十嵐 邦彦 (横手市)

[講評]

夫婦のいたわり合うような人間関係がよく表現されている。2人の表情がとてもよく、“ガッコ”が日常性を強く感じさせている。背景として、ポイントを小屋におきながら、傾斜を上手に活かしており、背景とのバランスがとてもよい。全体のバランス、構図、色合い、人物の表情などがよく表現され、完成度の高い作品に仕上がっている。

「衣替え」  杉本 昭一 (湯沢市)

[講評]

手前のお面がこの写真のポイントであるが、ピントが少し甘いように見え、沈んだ感じになっているのが少し残念である。
手前にお面を置き、背景で作業をしている人が奥行きを出して写真のバランスを上手く取っている。無駄を省き、主役のお面と人物の脇役を前後にはり付けたインパクトのある作品になっている。

「笑 顔」  山内 与一 (秋田市)

[講評]

リバーサルフィルムを上手に使い、特有の色がよく出ている。重くて、底光りするような感じで、魚のウロコのギラギラ感が上手く表現されている。顔に付いている泥が格闘の様子を表しているようで、人物の表情とバランスがとてもよい作品である。

「詰め込みバーゲンセール」  石郷岡 富男 (秋田市)

[講評]

豆が主役として生きている。主役の豆にピントがぴったり当たり、色、ツヤが上手に表現されている。差し出す手が脇役として大事な役割をしており、女の子の顔がこの写真のポイントとして主役の豆を引き立てている。

「春日和」  高橋 寿 (湯沢市)

[講評]

人物の表情と、後ろに背負った女の子と人形の取り合わせ、バランスが抜群である。背景に無駄がない構図になっている。ピントをもっと合わせて鮮明であれば、もっとよい作品になったと思う。

「ヒメイワダレ草の植え作業」  高橋 信雄 (横手市)

[講評]

高齢者たちが力を合わせて、一つの作業に集中している様子が表れている。遠近のバランス、写真としての迫力、季節感などがよく出ている。いろいろな点を勘案しても総合的によい作品に仕上がっている。

「かたらい」  小林 甚一 (能代市)

[講評]

カメラマンが3人のお婆さんの視点で見ているような作品である。日常的な田んぼの風景に目をやっている光景が、農村を見つめているようで共感できる。3人の色のバランスもおもしろく、作品を引き立てている。

「手植え体験」 原田 司

「転作の時代」 原田 司

「百万遍念仏講」 寺田 芳雄

「“オット”どっこい」 徳山 俊行

「おつかれさん」 須藤 寿

「テレ笑い」 佐々木 茂

「初丑まつり」 杉本 昭一

「ひ孫も集う旧盆」 石郷岡 富男

「初秋」 佐藤 要

「暑い日の作業」 工藤 嘉正

「秋作業」 日野 利和

「雪中田植え」 鈴木 武

「初体験」 高橋 寿

「土曜日に田植え」 佐々木 昭元

「ワァー冷たい」 柴田 ミツ