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美しく豊かな農村づくり写真コンクール入賞作品

「収穫の喜び」  今野 清美 (にかほ市)

[講評]

三人の生き生きとした表情が稲の量感と共にみごとに捉えられている。後方に笑顔で見守る友だちや働くおとなたちを配したのも効果的である。刈り取ったばかりの稲の懐かしい匂いが漂ってきそうだ。厳しい農業情勢が続く中、無邪気で元気な子供たちを題材に、明るい未来に繋げていきたいというねらいが感じられる作品である。

「雪中集落対抗戦」  杉本 昭一 (湯沢市)

[講評]

降りしきる雪、太い綱、そしてそれを一生懸命に引く人々が画面いっぱいに広がる構図がすばらしい。赤色の手袋もよいアクセントになっている。全体に発色が今一つ冴えないのが気がかりだが、地域に伝わる伝統行事に世代を超えて人々が集う微笑ましさがストレートに伝わってくる作品である。

「我が家の宝物」  鈴木 康雄 (大仙市)

[講評]

余計な物を省き、母子の表情だけにポイントを絞ったシンプルさが魅力的である。撮影者に対する母子の親近感が自然で愛らしい笑顔に表れているようだ。お母さんの顔に当たる光が帽子に遮られているのが非常に惜しまれる。

「あっ いるいる!」  佐藤 要 (大仙市)

[講評]

水質調査や生き物調査など、身近な環境学習を題材として意義深い作品である。縦位置で附瞰する構図が適切で、子供たちの動きや表情が生きている。もう少しパフォーマンスを効かせてほしかった。

「田植えを終えて」  佐々木 茂 (大仙市)

[講評]

主役の五人の女性が文句なしにきれいである。うっすらと青空の映えた田んぼの広がりが爽やかだ。左端の(おばこの)白い樽がとても効いている。ともすれば整いすぎる構図を、横を向いている中央の女性が救っている。

「メロン畑の造形」  工藤 嘉正 (八峰町)

[講評]

弧を描いて織りなすビニールのハーフトーンを美しく捉えたアングルがすばらしい。また、赤い着衣の人物を後ろ向きに配したのもよい。後方のボケは柔らかくて悪くないが、できれば奥までピントを合わせたいところだ。

「田植えの作業」  五十嵐 清光 (横手市)

[講評]

魚眼レンズの特性を活かし、広い田んぼとその背景、働く人々をまるごと一つの世界に納め、人と自然を融合させようとする視点がユニークである。人物の表情がもう少し見えたらさらによくなったと思う。

「咲いた!咲いた!
~初心者ファーマーの挑戦~」
鈴木 康雄

「西小学校水田で」 川村 康之

「五月晴れ」 時田 健一

「あっ ころんじゃった」 徳山 俊行

「補植」 門間 栄子

「(古代米)親子田植」 加藤 悦子

「お参り」 中川 晋

「小さなたんぼ」 高橋 信夫

「山菜収穫」 高橋 信夫

「共同作業」 山内 与一

「棚田の作業風景」 佐藤 忠

「白鳥の楽園」 佐藤 忠

「楽しい泥とのふれあい」 佐藤 智恵子

「ひげ似合うでしょ!」 五十嵐 清光

「田植えの頃2」 畑 哲二郎

「冬支度」 渡部 善一