【平鹿支部】豪雪被害

2018年3月29日

Filed under: 支部だより — 水土里ネット秋田 支部 @ 1:33 PM

来年度への準備に向けて忙しい時期を過ごしているかと思います。今年度も残りわずかですが、頑張っていきましょう。

昨年の冬は豪雪の為、施設管理には大変苦労したかと思います。そこで県南旭川水系土地改良区管内水路の冬期間の状況を紹介したいと思います。

昨年の冬のように雪が多く、気温が低い日が続くとこのように水路に落ちた雪が溶けきれず、徐々に水位が上がってしまい水路から溢れてしまう危険があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年一回は、このような状況になってしまいます。その度に補助員の方と一緒に、物干し竿にスコップの頭を付けた手作りの道具で、この雪を崩す作業をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年は手作業では追いつかず、重機を借りての作業となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また風が強いと、上の写真のようにまぶがかかり、それが落ちると水路が詰まる原因となってしまう為、昨年はその排雪も行いました。

春になればなくなる雪に対して費用をかけなければならないのが、雪の多い地域の課題でもあると思います。

一般の方の幹線水路等への排雪も多く見られるため、このような被害があることを知っていただき、水路への排雪を注意しながらこれからも維持管理を行っていきたいと思います。


【山本支部】施設紹介

2018年3月16日

Filed under: 支部だより — 水土里ネット秋田 支部 @ 9:29 AM

3月も半ばとなりましたが、気温も低く春はまだ先のようです。この時期は総代会や総会等で忙しい時期ですが春に向けて頑張っていきましょう。

 

今回は、八郎湖周辺にある排水機場についてご紹介いたします。山本支部には9カ所の排水機場があり、それぞれを2つの土地改良区で管理しています。排水機場は八郎潟干拓事業で造営された施設で、写真の施設はそのうちの一つ、北部地先第8排水機場になります。田んぼの流域面積は350haにも及び、それ以外にも道路排水、宅地からの生活排水、雨水等を処理しており、365日運転し続けています。

 

管理人さんが排水機場に流れてくるゴミを上げているところです。

 

これだけのゴミが毎日ではありませんが流れてきます。中には菓子パンの袋や空き瓶、空缶もあります。何気なく捨ててしまったゴミかもしれませんが、最終的にはここへと流れ着き、結局は人の手で処理します。ゴミがポンプへ入ってしまったら故障の原因にもなります。そのために毎日、管理人さんが作業をしています。

 

もし排水機が停止してしまったらこうなってしまいます。これは大雨で排水が追い付かなかった時の写真ですが、同じことでしょう。田んぼが冠水しています。写真では分かりにくいですが、周りは湖のようになってました。稲刈り時期だったのでコンバインも浸かってしまっています。最悪の場合は宅地にまで被害が及びます。

 

水土里ネットでは毎年ゴミ0運動を実施しておりますが、きれいな街や農地を維持するためだけでなく、このような施設の維持にも関係してきます。何気ないゴミのポイ捨てが、もしかしたら自分の生活まで脅かすかもしれません。

土地改良施設には、農地を守るだけでなく、地域住民の生活を守る役割もあるということを知っていただけたら幸いです。