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美しく豊かな農村づくり写真コンクール入賞作品

「五月の頃」  本間 公淳 (横手市)

[講評]

田植え時の休憩の様子でよく見られる風景ではあるが、子供や家族、親戚などひとかたまりで団らんしている様子があぜ道の遠近感の中でうまく表現されている。右側の子供と自転車がなければ、単調な作品になるところだが、赤いズボンの女の子と自転車が良いアクセントになっている。撮影時の天候の関係もあるだろうが、露光加減をうまく調整できればもっと良くなる作品である。

「春のひととき」  阿部 隆 (横手市)

[講評]

今までにない感じの作品で、撮影時の季節感、中央の橋の形や色合い、橋の上の人物、左側の桜、手前の釣りをする人物など、ため池をテーマに全体的にそつなく良くまとまった作品である。ただし、形が整いすぎて迫力感に物足りなさを感じる面もあるが、ため池に映る空の様子やさざ波が、その時の叙情をうまく伝えている作品である。

「担い手?」  鈴木 康雄 (西仙北町)

[講評]

とても素直な写真で、余計な力が入っていない無欲な作品にできあがっている。被写体の二人の女の子の自然な表情に対して、素直にレンズを向けている様子が感じとられる作品である。

「山里の春」  工藤 嘉正 (八森町)

[講評]

若葉色の緑がとてもすばらしい。緑色を強調し、左奥の建物と道路の白さをアクセントにしながら全体を色鮮やかに撮しだした作品である。田んぼに水が張られているが、田植えが始まって田植機や人が動いていれば、なおさら良い作品になっていたと思う。

「実習体験」  斉藤 太郎 (秋田市)

[講評]

子供と指導者の型付けの様子が、実物よりもとても大きく感じられる。田んぼ、後ろに整列している児童、奥に見える学校と遠近感の中にも一体感が出ている作品である。整列している児童も、上級生と下級生が一緒で、学校全体で取り組んでいる様子がうかがえる。

「惜別の時」  五十嵐 邦彦 (雄物川町)

[講評]

子供の顔と足の表情がとても良い。牛が子供の予想に反した動きをして、親が笑っている様子であるが、子供と牛、子供と親の関係といった畜産農家のほのぼのした明るいひとときを表している。身のまわりにある写真的な一瞬の情景を見逃さずに捉えた作品である。

「大太鼓祭り」  地名 一二三 (青森市)

[講評]

ダイナミックで整っている良い作品である。望遠で少し高い所から撮影しているようだが、空を出さずに、叩き手をうまく並べて捉えている。太鼓の円がひょうたんのようにきれいに並び、トラクターで影を作り出し、構図的にとても良い。左側のカメラマンが入ったのは残念だが、今まで見た綴子の大太鼓の中で一番良い作品に感じられる。

「いくぞ~」 菊地 一男

「田園秋景」 佐々木 利和

「アッ、こけちゃった!」 門間 榮子

「彼岸の頃」 佐々木 隆

「田植の準備」 斉藤 太郎

「産地直売所」 佐藤 義敏

「一休み」 山内 与一

「僕の大好物」 佐藤 朝之助

「夫婦」 加賀谷 良助

「桜咲く頃」 佐藤 顕

「蚕産の夫婦」 佐々木 英一

「なが~いお付き合い」 鍋島 守人

「みこしの滝あび」 斉藤 隆治郎

「体験学習」 杉本 昭一

「一休み」 樋口 清行