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美しく豊かな農村づくり写真コンクール入賞作品

「冬の彩り」  菊地 一男 (大森市)

[講評]

非常に難しい撮影場所であるが、小正月行事である“ぼんでん”にエネルギーを爆発させている情景、迫力が伝わってくる作品である。ぼんでんと担ぎ手が調和して上手に表現されており、アングルがすばらしい。担ぎ手のひとり一人の表情が生き生きとして写し出され、迫力ある作品になっている。

「祈る」  五十嵐 邦彦 (雄物川町)

[講評]

農民の大地や自然に対する祈りが切々と伝わってくる作品である。自然の摂理に対する祈りが感じられ、農民本来の姿が写し出されている。昭和30年代頃は盛んに見られた風景だが、昔の風俗的なものを思い出させるものがある。農民の土台となっている基本的な姿を表現した作品である。

「補植」  門間 榮子 (秋田市)

[講評]

植え直し作業中のぬかるんで困っている様子をうまくとらえている。手を引っ張る人の形がとてもよく、また左右の農婦がその情景を見つめていることにより写真中央にドラマが生まれている。後ろの背景なども効果的である。

「雪中餅つき」  佐々木 英一 (増田町)

[講評]

雪国の冬の行事をうまくとらえている。後ろの親子などの人物が効果的で、それによって余韻を持たせることができ、餅つきが生きてきている。県内各地で見られる地域の行事であるが情景を的確にとらえている。

「お神酒」  高橋 重夫 (湯沢市)

[講評]

鹿嶋さんの前でお神酒をふるまっている様子であるが、農村の偽りのない姿がとても良い雰囲気で表現されている。ただ、鹿嶋さんと人物の取り扱いに中途半端な部分が見受けられる。もう少し工夫することでもっと良くなる作品である。

「収穫の頃」  佐藤 義敏 (秋田市)

[講評]

おじいさんの表情がとても魅力的である。手、足、腰掛けのビールケースの配置がとても良く、後ろの風景もおじいさんを引き立てている。カメラの位置がよく、レンズの使い方も上手で、非常に良くまとまった作品である。

「魚とり」  阿部 進 (稲川町)

[講評]

鯉をつかんでいる子供のうれしさと怖さが同居しているような表情がうまく表現されている。持ち上げた瞬間の鯉からのしずくがリアリティを出しており、子供の感動が見る人に伝わってくる作品である。

「山の田植え」 五十嵐 清光

「たがやす」 寺田 芳雄

「秋日和」 関口 晴子

「田植の頃」 加賀谷 良助

「体験学習」 加藤 悦子

「水田の改良工事に着手」 武田 欽八郎

「大根干し」 佐々木 勝雄

「収穫の笑顔」 伊藤 幸子

「代掻」 工藤 嘉正

「牛市の老夫婦」 佐々木 英一

「笹舟と遊ぶ」 高橋 昭雄

「楽しい学校田田植」 高橋 辰子

「自然乾燥」 清水 正雄

「棚田」 吉田 博光

「牧草地の風景」 安田 友美