四角井戸ため池落水式・山の神祭

2018年6月6日

Filed under: お知らせ — 水土里ネット秋田 @ 1:28 PM

◇◆「水のお祭り」に行って来ました◆◇

5月11日(金)由利本荘市土地改良区「西目発電所管理事務所」が主催する四角井戸(しかくいど)の落水式に参加しました。
この落水式は、旧西目村が大正時代に築造した長谷地ため池の岸辺に鎮座した長谷地神社前で水の潤沢と豊作を規範し落水をしたのが始まりで、大正13年から90年以上続いている伝統的な行事です。

晴天の中、由利本荘市産業課や土地改良関係者並びに業者のたくさんの方々が参加して行われました。
 

 

四角井戸のため池は昭和61年に竣工された農業かんがい用ため池で、貯蓄量は約40万m3になります。(東京ドーム約1/3杯分)上巾水路を通り、西目小水力発電所を経由して西目地区に供給されています。
 

落水式が終わり、山の神大山袛神社へ向かいました。祠の中には御神体が祭られており、この祭典では祠へ向かって祝詞をあげます。
静かな自然の中で笛の音が響き渡り、心地よい風も吹いていました。
 

 

山の神大山袛神社の祭典は明治から始まり、造林事業から100年以上の歴史があり、約30年前から合祀が行われています。
この歴史ある山の神大山袛神社の祭典に参加できた事はとても誇らしく、また、改めて私たちは自然と共に生きているという事を実感させられました。自然とは私たちにとって時に驚異的であり、自然災害などをもたらす場合もありますが、それでも尚共存して生きて行かなければなりません。
100年以上もの間、先人たちが大切に守り抜いた秋田の自然や想いなど、今を生きる私たちが後世まで受け継ぎ、これからも守り抜いて行かなければならないと思いました。


コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Sorry, the comment form is closed at this time.