令和元年度「水土里キッズのわくわく探訪inおが」開催

2019年9月25日

Filed under: お知らせ — 水土里ネット秋田 @ 4:26 PM

◆◇今年は男鹿管内に行きました◇◆

9月7日(土)「水土里キッズのわくわく探訪inおが」を開催しました。

今回は秋田市から32名、男鹿市から2名の参加があり、児童、保護者、スタッフを含め総勢42名での「わくわく探訪」となりました。

始めに、秋田市・男鹿市でそれぞれ参加者に集まって頂いた後、梨の名産地として知られる男鹿市の中石地域で梨畑を車窓から見学しました。梨畑には今が旬の梨がたくさん実っており、どれも大ぶりでとても美味しそうでした。子どもたちも「梨がたくさんなっている!すごい!」と興奮気味の様子でした。

続いて、開校式と併せ滝の頭湧水・円形分水工、浄水場を見学しました。開校式では、男鹿市五里合土地改良区の佐々木理事長様、並びに男鹿市五里合土地改良区の鈴木理事こと東山 長十郎様から挨拶を頂いた後、今回ご協力頂く男鹿市企業局上下水道課小野主幹、山下主任、中田技師、小坂管理人、男鹿市土地改良区夏井さんの紹介がありました。

開校式の後は、2班に分かれ滝の頭湧水・円形分水工、浄水場を見学に行きました。

 

1班の皆さんは始めに滝の頭、円形分水工、浄水場の順番で見学し、2班のみなさんは逆のルートで見学を行いました。
滝の頭では男鹿市五里合土地改良区佐々木理事長より、滝の頭が発見された歴史や、今流れ出ている水は約20年前の水であり、水百景にも選ばれるほど水質が良いことなど詳しく説明して頂きました。以前は100%農業用水として使われていましたが、今では飲料水用にも分け、男鹿半島の様々な地域へと行き渡っています

  

説明して頂いた後は、実際にわき水を汲み、参加者全員で美味しい水を飲みました。とても冷たく、なめらかな口当たりとなっていて子ども達も口を揃えて「美味しい、美味しい!」と言いながら飲んでいました。また、飲むたけではなく、手や足を水につけ、楽しそうに水と触れ合っていました。

 

続いて、円形分水工・浄水場の説明を男鹿市企業局上下水道課の方々に説明して頂きました。
円形分水工には38カ所もの穴が空いており、滝の頭から来た水がここで農業用水と浄水場へ分けられます。

浄水場へ来た水は、各地域へ行き渡る前に綺麗にろ過され、ゴミや汚れを取り除いてからさらに消毒をして男鹿の各家庭へと送られて行きます。


 

滝の頭の見学後、温泉施設「温浴ランドおが」にて昼食を食べました。
美味しいカレーライスを食べた後は、毎年恒例となったゲーム大会を参加者全員で行い、今回は、おもちゃの小さい車を使ったカーゲームと紙コップ大会、輪ゴムを使ったゲームで楽しい時間を過ごすことができました。


 

午後からは、八望台の展望台に登り、一ノ目潟二ノ目潟を見学しました。道中のバスの中では男鹿市土地改良区夏井さんから「一ノ目潟の不思議」と題して、どのようにして一ノ目潟ができたのかなど子ども達に分かりやすいように丁寧に説明して頂きました。

 

次に入道崎に行き、北緯40度のモニュメントを見学しました。モニュメントは、寒風山の岩から出来ており、北緯40度が男鹿半島にある記念として建てられました。

北緯40度を通っている国は、アメリカの「ニューヨーク」や中国の「北京」が挙げられます。子ども達はモニュメントの先端にある「北斗の石」から面白そうに覗き込んでいました。

 

モニュメント見学後は、売店のお土産売り場へ行きました。
男鹿の限定のものや、入道崎ならではのお土産が沢山売っており、参加者は思い思いに自分の欲しい物や、家族のお土産を買っていました。

入道崎見学後、今回のメインイベントとなる「なまはげ館・男鹿真山伝承館」でなまはげ体験を行いました。
なまはげ館では、最初に巨大なスクリーンで男鹿の大晦日のなまはげの習俗を紹介する映画「なまはげの一夜」を見た後、いよいよ「なまはげ体験」が始まります。子ども達の中には初めて本物の「なまはげ」を見る子もいたようで「怖くて行きたくない!」という子も多数いましたが、始まってみると、始めは大きな音に驚いた様子でしたが、なまはげの声に耳を傾け、熱心に聞き入っている様子でした。

 
 

最後に閉校式と併せ寒風山へ行き、本会総務企画部阿部次長より挨拶をして頂き、令和元年度の水土里キッズのわくわく探訪は閉講となりました。

 
 

今回の「わくわく探訪」は盛りだくさんの内容となっており、男鹿の農業水利施設だけではなく男鹿ならではの「場所」や「文化」に触れながら勉強することができました。男鹿には寒風山と言う大きな山があり、そこからの水が男鹿に住む人々へ供給されています。かつての火山活動が「一ノ目潟」や「二ノ目潟」を生んだことはとても神秘的であり、自然と人間は今も昔も共に共存して生活しなければならないと改めて気づかされました。
普段はなかなか行くことのできない施設を訪れ、様々なことを学び、参加者全員にとって忘れられない思い出となった事と思います。
また、参加者同士が仲良くなり交流してもらえた事や、帰りに「楽しかった!」また来年も参加したい!」という声を聞くことができた事は、我々スタッフにとっても嬉しく、楽しい夏の終わりの思い出となりました!来年のわくわく探訪も今から楽しみです。


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