農業農村整備に関する説明会

2018年1月29日

Filed under: お知らせ — 水土里ネット秋田 @ 2:08 PM

◇◆今年も予算キャラバンが開催されました◆◇

1月17日(水)秋田市文化会館大会議室にて、農林水産省農村振興局整備部防災課の山田海岸・防災調整官をはじめ、4名の方々に平成29年度補正予算及び平成30年度当初予算概算決定の概要等についてのご説明頂きました。

開会に当たり、主催者として秋田県農林水産部の佐藤次長よりご挨拶がありました。

佐藤次長は、最初に昨年7月の豪雨災害について触れ、「昨年7月の記録的な豪雨によりまして、農林水産関係におきましても甚大な被害を受けました。改めて、自然災害の脅威を実感したところでございます。被災した地域の災害査定は全て終了しており、順次災害復旧工事を進めているところでございます。我々も、春の営農に支障のないように、被災者の皆さんの気持ちに寄り添いながら、復旧に向けて最大限支援を行って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。」と災害復旧への意気込みを語りました。

また、来年度予算に関して「農業を取り巻く状況が非常に厳しい中、平成30年度の執行予算は5,800億円と、大幅削減前の平成21年度を上回る水準となっております。我々農業農村整備をやっている者と致しましては、この結果を非常に嬉しく思っております。これもひとえに秋田県においては髙貝会長を始めとする土地改良区、市町村、連合会、関係団体の皆様が現場の声を直接各方面に届けて頂いたご成果であると、県と致しましても非常に感謝しているところでございます。本県はこうした嬉しい成果に応えるためにも責任をもって着実な予算執行を掲げ、農業農村整備事業が県内農業の発展に十分寄与出来るように各事業を確実に実施していく所存でございます。」と挨拶をされました。

続いて、農林水産省山田海岸・防災調整官が「農林水産省全体の予算と致しましては、今年度当初と比べまして50億円の減となっております。このような中での農業農村整備事業予算増となっております。このことからも、今回確保した5,800億円という予算をきちんと執行していくことが特に大切であると考えております。それには、事業の成果を上げ、それを外に向けてアピールしていくことが重要になってきます。」と、事業の質的向上の重要性について、挨拶の中で述べられました。

また、本会の髙貝会長も「農水省30年度当初予算案は、2兆3.021億円、29年度補正予算は4,680億、総額2兆7,701億円の予算案のようです。内訳として、農業農村関連予算4,348億当初で前年対比328億円の増です。29年度の補正額は、1,452億、当初予算、補正予算合わせて大幅削減前を上回る5,800億円と切りの良い予算となりました。これも一重に全国の4,500何々とする土地改良区の皆様の声が、闘う土地改良として農水省、財務省、官邸に届いた結果であり、今日までの活動に心から感謝と御礼を申し上げます。今後も皆様の力強い、ご支援のもと、驕らず、謙虚に丁寧に祭事にあたって参ります。」と挨拶されました。

農業農村整備に関する説明会の内容としては、「平成29年度補正予算及び平成30年度当初予算概算決定の概要、新規・拡充事業等」、「政策提案への対応状況」、「基盤整備と農地中間管理機構との連携」、「今後の土地改良区の在り方について」の説明がなされました。

http://www.maff.go.jp/j/budget/171222.html  (平成29年度農林水産関係補正予算の概要)

http://www.maff.go.jp/j/budget/171222_2.html (平成30年度農林水産予算概算決定の概要)

「政策提案への対応状況」については「おおむね応えることが出来たと考えている。」との説明がなされ、また、「基盤整備と農地中間管理機構との連携」に関して、秋田県内の優良地区のPRに力を入れていくことや「農地の大区画化、担い手への経営規模拡大に伴う農業用機械の新規設備等について農村振興局、生産局、経営局の各局部で連携を強化しているところであり、秋田県においても今後も担当部局様、関係機関の皆様が一体となって担い手の集積、集約化に取り組んで頂きたい」と述べられておりました。

今年の1月22日に招集された通常国会なかで今回の予算案の審議がなされていきます。
農林水産省では年度内の予算の成立を目指しているとのことでした。

 


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