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本会の概要/会長あいさつ

 

  会員並びに御関係の皆様には、日頃より農業農村整備事業の推進に御尽力をいただくとともに、本会の業務運営に格別の御理解と御支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

  さて、本県農業は、米依存からの脱却に向けた取り組みにより、複合型生産構造への転換が進展しているほか、担い手への農地の集積・集約化も推進されるなど、強い農業の確立に向けて着実に前進しております。
  本県農業が成長産業として発展し、我が国の食料供給基地としての役割を担っていくためには、引き続き「あきた型ほ場整備」を重点的に推進するとともに農業水利施設の保全管理・更新整備を計画的に実施し、強固な生産基盤を構築していくことが必要であります。

  本会では、本県農業・農村が持続的に発展し、日本の食料安全保障の強化に貢献できるように、農業農村整備事業の適正かつ円滑な実施に向けて、地域の実情や要望を踏まえながら総合的な支援をしてまいります。
  持続可能で効率的な生産体制の確立に向けて、「あきた型ほ場整備」の調査・計画、実施設計、換地までの一連の業務を支援するほか、ICT等を活用した水管理など、スマート農業に対応した基盤整備の更なる推進を支援してまいります。また、農地中間管理機構と連携し、農地集積・集約化を一層推進してまいります。
  防災・減災、国土強靱化に向けては、「秋田県ため池保全サポートセンター」において、防災重点農業用ため池の適正な管理に向けた支援のほか、活用されていないため池については、必要に応じてその廃止手続きについて支援してまいります。また、農業水利施設の長寿命化対策として、機能診断を実施し効率的に省エネルギー化に繋がる維持管理等を推進してまいります。
  土地改良区体制強化については、会計指導員による指導監査の実施、統合整備地区研究会の運営支援のほか、多様な人材の参画により、様々な視点や考えが活かされるように、男女共同参画への取り組みを支援してまいります。
  さらに、豊かな農村環境づくりのために、農業集落排水施設の機能強化や当該施設から排出される汚泥を農地に還元する資源循環施設の導入・更新に向けた支援、また、農業・農村が持つ多面的機能の維持・発揮のための地域活動への支援をしてまいります。

  本会は、最新の農業政策に的確に対応し、技術力の向上も図りながら、皆様方に満足して頂ける支援の実施に向けて、一層精進してまいりますので、今後とも御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
  この度、会員並びに御関係の皆様に、本会の支援業務等について御理解を深めていただくために本冊子を作成しましたので、稚拙な内容ではございますがお手元において御活用いただければ幸いに存じます。